「シニアの部」は36歳以上の門下生で構成されています。年齢の上限や性別の制限は一切ありません。
この部においては、自分自身の体力・体調を考慮しながら指導者と共に稽古内容を決めていきます。体力に自信のある方は少年/一般の部と同じように組手・形の両方を稽古されるのも良いですし、年配の方は形や護身術を中心とした稽古のみをご希望いただいても結構です。ですから「この年になってから運動なんて…」といった心配は必要ありません。
組手・形いずれの場合においても毎年全国大会が開かれておりますので、自分がどれほど成長したのかを知りたい方は大舞台で身に付けた技量を存分に揮っていただくことができます。
入門にあたり皆さまには「健康の為」「子供や孫の護身」「セカンドライフの柱として」「生涯学習の一環」などさまざまな動機があると思います。シニアの部の年齢層の皆さまはすでに人生の熟練者でいらっしゃいますので、あらためて少年/一般の部でおこなうような健全な人格の形成など目的とした講義を行う必要はないと思います。しかし"空手道"とは実に奥深いものであり、日常の生活では決して身に付けることのできない技術や知識の宝庫でもあります。私たちは空手が皆さまのこれからの人生に非常に大きな益をもたらすものであることを確信しています。
人生の新しいチャレンジ…といった大げさなものではなく、ご夫婦や友人、近所の方々と生活リズムの中で無理のないように始めてみてください。始めた当初はぎごちない体の動きが、コツコツと続けることで一年も経つ頃には見違えるような"空手の形"を演武が可能になっていることでしょう。
かつて何らかのスポーツをされていた方、そうでない方も、これから何かを始めようとお考えならばぜひ"空手"を選んでみてください。それは単なるスポーツを始めるという事だけでなく、皆さま自身がお子様やお孫さんの世代に日本の良き伝統を伝えてゆくための力となり得るのです。
まずは気軽に道場に見学にいらしてください。皆さんが私達と共に歩む仲間となることを心からお待ちしています。
2007年10月15日月曜日
入門をお考えのシニアの皆さまへ